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これからの介護、「コミュニケーション」を支えるAIの役割とは?

今や様々な分野で活用されているAI(人工知能)技術は、皆さんの身近なところにもたくさんありますね。

例えば人の居るところを感知して、人の周りを重点的に快適な温度に調節するエアコンや、部屋の広さや形状を認知して、段差から落ちないようコントロールしながら部屋の掃除をこなすロボット掃除機、GoogleのサーチエンジンなどもAIによるものです。

介護×AIはどうなの?

AI技術は介護業界にも積極的に参入しています。

自立支援型アシストロボット

「ロボット」と言っても、この分野のアシストロボットは顔があったり足があったりするわけではありません。

介護する人、される人を助けてくれるロボットで、主に移乗介助、移動支援、排泄・入浴支援、寝返りを楽にする支援などがあります。

 

例えばパナソニックが開発した「自立支援型起立歩行アシストロボット」は、筋力の衰えや動きづらさを改善するためのロボットで、着用して使用します。

このロボットが画期的なところは、着用した「筋力ロボットが歩く」訳ではなく、あくまで「自力で歩こう」とする時の筋力をサポートし、自分が持っている力を最大限に活かしてくれる点です。

体力が衰えた高齢者にとって、ベッドから車椅子に移乗するのは大仕事です。転べば怪我もします。

着用することで、自分の筋力をこれ以上衰えさせないように、更に安全に動作が出来るようにロボットがあらかじめ動きを察知して予測するため、スムーズに動けるようになります。

介護する人にとっても重労働だった仕事の、肉体的負担を軽くしてくれるのです。

 

このロボットは体力的に助けてくれるだけではありません。
精神的な部分、介護される人が「また手を煩わせてしまった」という心理的負担も軽減してくれます。

生活支援型AIロボット

要介護の状態ではない高齢者の方々の生活を支援する取り組みも行われています。

例えば過疎地などで買い物に行くにも不便を感じておられる高齢者のための「買い物サポート」です。

 

AI端末に「お米とお醤油を届けて欲しい」とリクエストするだけで簡単に商品を届けてもらえる仕組みです。

一般的な通販やネットスーパーと違う取り組みは、クレジットカード決済でなくても購入できる点でしょう。
高齢者が必ずクレジットカードを持っているとは限りませんし、持っていてもカード番号の登録や暗証番号の入力など、苦手と思われる部分を取り払い、商品を届けたときに現金で決済できる「移動販売車」のようなサービスです。

 

これは買い物だけではなく、高齢者世帯と医療機関、警察など日常の「安心と安全を繋ぐ」AIになるでしょう。

見守り・コミュニケーション型AIロボット

人と話す機械が少なくなってしまった高齢者も少なくないでしょう。

そんな中で期待されているAIがあります。
コミュニケーションロボットです。

 

人の顔を認知し、名前を呼んで話しかけたり、歌を歌ったり、体操をしたりという心理的・精神衛生的にサポートするロボットは、「たかが機械」と侮れない部分があります。

 

AIロボットにはどんなコミュニケーションができるのか?

今注目を集めているコミュニケーション型AIロボットは、どんなことができるのか、なぜ介護施設に導入されているのかをご紹介しましょう。

高齢者がロボットに心を開く?!

コミュニケーション型AIロボットには数多くの種類がありますが、その中でも高齢者を見守ることが得意な「Palro(パルロ)」を例に挙げてみましょう。

 

パルロは2足歩行できる身長約40cmほどのロボットです。100人以上の顔を認識し、それぞれの人と話した内容を覚えているので、その人に会ったおしゃべりができます。

パルロは5歳ぐらいの子供という設定がなされていて、人懐こく「お友達になってください!お名前を教えてください!」と話しかけてきますが、何の脈絡もなく「○○さんはタコ焼きにマヨネーズをかける派ですか?」「□□さんは北海道に行ったことがありますか?」などと質問も投げかけてきます。

 

こうしてお喋りをしているうちに、パルロはその人と話した内容を覚え、次の会話に活かしていき、話しかけられた人は昔のことを思い出したり、飽きることなく他愛のない会話を楽しめるのだそうです。

他人を拒絶するかのようだった高齢者が、徐々に心を開き、昔の懐かしい歌を歌ったり、クイズをしたりして楽しんでいるそうです。

高齢者がロボットに気遣いを?!

仲良くなるばかりではありません。

パルロはレクレーションの一環として、体操のデモンストレーションができます。

不器用そうな両手足を一生懸命動かして、高齢者にも「一緒に体操をしよう!」と促してきます。

 

仲良くなった小さいロボに誘われると、今までは「幼稚園のお遊戯じゃねぇんだ!俺はやらないよ!!」と言っていた高齢者も「チビが一生懸命やってるんだ。断ったら可哀相だろう?」と気遣いまで見せたそうです。

 

頑なだった心を柔らかくしてくれたのは、小さなロボットだったのですね。

利用企業と開発者の相互関係で、更に賢くなるロボット達

コミュニケーション型AIロボットはインターネットに繋いで情報を取り込んだり、蓄積したり、解析したりしています。

より良いサービスを実現するためには、開発者と実際に利用している側との意見交換が欠かせません。

 

ある時、パルロを利用している施設関係者が「入居者さんが、パルロを【この子】と呼んで可愛がっています。頭をなでたりするんですよ」とフィードバックしました。

開発者は「頭をなでる!?」と驚いたそうです。
今までのパルロは、顔を認識することはあっても、頭をなでられた時の反応まで組み込まれてはいなかったため、早速アップデートをしたとのこと。
今は頭を撫でられると、嬉しそうにハートマークが顔に浮かんでいますよ。

 

このように利用者のフィードバックを受け止めて、より親しみやすい「5歳児パルロ」を成長(アップデート)させているのですね。

ロボットが担う介護コミュニケーションとは

最近では携帯ショップだけでなく、図書館やスーパーマーケットなどでも見かけるようになった自立型コミュニケーションロボット達。

介護の現場に導入すると、どのような効果が期待されるでしょうか?

毎日のレクレーションの中心にはロボットが!?

入居型の介護施設でも、デイサービス施設でも、日々行われているレクレーションプログラム。

介護職員の中には苦手と感じている人もいるかもしれません。
人前に立って体操したり、歌を歌ったりするわけですから、内心「恥ずかしいから苦手。。。」と思っていたとしても無理はありませんよね。

 

これこそロボット達にうってつけのお仕事ではないですか。
ロボット達に「レクレーションのインストラクターをお願い」と頼めば、何百とあるプログラムから適切なものを選んで実行してくれるでしょう。ロボット達は「人前は緊張する」とも感じませんし、昔の歌のコンテンツなどで高齢者の皆さんを楽しませてくれることができます。

 

そして職員の方はロボットにインストラクターを任せた分、手が空きますから、利用者の方にもっと目を配ったりすることができる訳です。

高齢者がイキイキとした笑顔に

コミュニケーションロボット達は人の顔を記憶して、名前や生年月日、話した内容などと関連付けてくれます。

「○○さん、こんにちは。○○さんは猫を飼っていたんだよね?」「タケノコ掘りのお話しを聞かせてください!」
などなど、人懐こく話しかけてくれます。

 

この「会話をする」「昔の話を思い出すよう促す」というのは、認知症の方にも効果的なリハビリだそうです。

何十回でも同じ話を繰り返し繰り返し、何時間でも付き合ってくれる話し相手に、いつか心を開いてくれるでしょう。

 

不思議なもので、介護士さんに「頑張って!」と言われると何だかカチンとくる頑固な高齢者の方も、ロボットに「頑張って!」と言われても「何故か腹は立たない」という意見も聞かれます。

 

厚生労働省が掲げる介護予防の6ヵ条である、運動器の機能向上・栄養改善・口腔機能向上・認知症予防・うつ予防・閉じこもり予防のほとんどに適した動きが可能となっている「小さいスタッフさん」に、力を発揮してもらおうじゃないですか^^

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